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障害者雇用の求人が少ない理由と、新卒・既卒が選択肢を広げる6つの方法

障害者雇用の求人が少ない理由と、新卒・既卒が選択肢を広げる6つの方法 障害者雇用

障害者雇用の求人が少ない理由と、
新卒・既卒が選択肢を広げる6つの方法

「求人サイトを開いても、応募できる求人が少ない。」
「興味が持てる求人がほとんどない…。」

この記事では、その「少なさ」が構造的な問題であることをデータとともに示したうえで、
✔ 条件の優先順位のつけ方
✔ 業界・職種の広げ方
✔ 情報源の増やし方
✔ 心の余裕を作る「候補リスト」の考え方
を一緒に整理していきます。


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そもそもオープンで就活すべきか迷っている方はまずこちら。

→ 障害者手帳の就活はオープン?クローズ?迷う理由とデータで見る現実

「応募できる求人が少ない」のは、あなただけのせいじゃない

まず、前提として知っておいてほしいことがあります。障害者雇用枠の求人は、一般枠と比べてそもそもの数が少ないうえに、職種の種類や勤務地の選択肢も限られがちです。だから「そもそも数が少ない」「興味が持てる求人がほとんどない」と感じてしまうのは、とても自然なことです。

それはあなたの能力や価値が低いからではありません。今の日本の仕組みや、障害者雇用のマーケットがまだ十分に整っていない側面が大きいのです。

📊 精神・発達障がいのある当事者を対象とした就労調査より
50%超
手帳取得後にクローズ就労(障害を開示せずに働く)を経験したことがあると回答。
求人
不安
クローズを選ぶ理由として「オープンにすると求人の選択肢が少なくなる」「就職や待遇で不利になりたくない」という不安が多く挙がっている。

※出典:精神・発達障がいの当事者を対象とした就労に関するWeb調査(ワークリア調べ)

「求人が少ない」「選択肢が狭い」と感じてしまうのは、決してあなただけではなく、今の仕組みの中で多くの当事者がぶつかっている壁でもあります。この前提を押さえたうえで、「その中でも、どうやって選択肢を増やしていくか」を一緒に考えていきましょう。


条件を「削る」のではなく、「優先順位」をつけてみる

求人が少ないときにやりがちなのが、「全部の条件を満たす求人」を探そうとしてしまうことです。希望の業界・職種、勤務地、給与、配慮、社風…どれも大事なので「これも、あれも」と足していくうちに、「自分に合う求人なんてどこにもない」と感じてしまいやすくなります。

ここで一度、条件を「削る」のではなく「優先順位をつける」ことを意識してみてください。

✏️ ミニワーク:条件を2つの箱に分ける

紙やメモアプリで、次の2つの箱を作ってみましょう。

🅐 絶対に譲れない「ライフライン条件」
  • 通院のため、平日に半日休みが取れる環境
  • 一人暮らしの生活費をまかなえる最低限の給与
  • 通勤時間が片道1時間以内
🅑 できれば叶えたい「希望条件」
  • ゲーム業界やWeb業界に関わる仕事
  • 在宅勤務OK
  • 服装が比較的自由な職場

このように分けてみると、「Aの条件を守りながら、Bをどこまで叶えられる求人を探すか」という視点で求人を見られるようになります。全部を叶えようとするのではなく、「まずはライフラインを守れる求人」にも目を向けると、応募できる選択肢は一気に増えやすくなります。


業界や職種を”分解”して、近い選択肢を見つける

「やりたい業界・職種」があるほど、それ以外の求人が魅力的に見えなくなることがあります。でも「関わり方」を分解していくと、もう少し広くチャンスがあります。

🎮 例1:ゲームが好きな場合
  • ゲーム会社の事務職・サポート職
  • ゲーム関連のECサイトの運営・カスタマーサポート
  • IT・エンタメ系企業のバックオフィス(経理・総務・人事)
🎨 例2:デザイン・クリエイティブが好きな場合
  • 社内デザイナーのアシスタント(バナーの差し替えや素材管理など)
  • WebサイトやSNS運用担当(簡単な画像編集+文章)
  • 事務職だけど、社内資料やチラシ作成を任されるポジション
💡 “中心”と”周辺”の2〜3パターンを持つ

最初から”理想のど真ん中”に入れなくても、「近いところからスタートして、少しずつ近づいていく」キャリアは十分アリです。業界・職種を1個に絞らず、中心と周辺の複数パターンを持っておくと、応募できる求人は増えます。


働き方・エリアを少しだけ広げてみる

「どこまでなら広げても大丈夫か」を考えるのもポイントです。

🚃 通勤時間とエリア

片道30分以内にこだわっているなら、片道45分〜1時間まで広げてみる。自宅から電車1本にこだわっているなら、乗り換え1回までOKにしてみる、という具合です。体調や感覚過敏がある場合、通勤は大きな負担になります。そのうえで「週◯日は在宅可」「時差出勤OK」など、通勤負荷を減らせる条件があるかも合わせて確認してみてください。

🕐 勤務時間・雇用形態

最初からフルタイム(週5日×8時間)にこだわらず、週4日勤務や短時間勤務から始められる求人も候補に入れてみましょう。「短時間で慣れてから、体調が安定したらフルタイムへ移行する」というステップも選べます。

📌 トライアル雇用制度という選択肢

短時間勤務や「試しに働く」ためのトライアル雇用制度が用意されている場合もあります。最初から100%の働き方ではなく、今の自分の体力で続けられる形を優先するのも立派な戦略です。


情報源を1つに絞らない:複数のルートを使う

「求人が少ない」と感じる大きな理由の一つが、情報源が1つに偏っていることです。1つの求人サイトだけ、キャリアセンターの情報だけ、という状態では、その窓口が持っている情報しか見えません。情報源を複数持つことで、見える世界はかなり変わります。

💻
障害者雇用向けの就職サイト(複数)
1つだけでなく、複数のサイトを並行して使う。
🎓
大学・専門学校のキャリアセンター/障害学生支援室
🤝
障害者向け就活エージェント
表に出ていない「非公開求人」を持っていることも。条件や体調を聞いたうえで、合いそうな企業を一緒に探してくれる。
📋
地元のハローワーク(障害者雇用担当窓口)
🏢
就労移行支援事業所などの専門機関

「求人サイトを何時間見ても、応募したい会社が見つからない…」と感じているなら、障害のある新卒学生専門の就活エージェントに一度相談してみるのも選択肢の一つです。

PICK UP|就活エージェント
非公開求人+条件整理まで、
一緒にサポートしてくれる
自己分析・希望条件の整理から求人紹介・選考対策まで
トータルでサポート。利用料は学生側は無料です。
atGP就活エージェントの詳細はこちら →

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求人が見つかったら、次は面接で配慮の中身を確認することが大切です。

→ 障害者雇用の面接で使える10の質問|合理的配慮の中身を事前に確認する方法

「今は応募しない企業」をストックしておく

求人が少ないときほど、「今見ている求人で、すぐ応募するかどうか」だけで考えてしまいがちです。でも就活は数か月〜1年くらいのスパンで続いていくことも多いもの。そこでおすすめしたいのが、「今は応募しないけれど、気になる企業リスト」を作っておくことです。

📝 リストに入れる企業の例
  • 通勤がきつそうな場所だけど、仕事内容は魅力的な会社
  • 今はフルタイムのみだが、体調が安定したら挑戦したい会社
  • 今は募集していないが、障害者雇用に前向きな実績・情報がある会社

メモアプリやスプレッドシートに「企業名・気になったポイント・URL・またチェックしたい時期」をまとめておき、月1回ほど見返して求人が出ていないか確認するだけで十分です。

💡 「今すぐ」と「将来の候補」を分けて考える

目の前の求人が少なくても、将来の候補リストがあると心の余裕が生まれます。「いい求人を引き当てる運」だけに頼らず、探し方・広げ方・相談の仕方を工夫することで、選択肢は少しずつ増やせます。


しんどいときは、「一緒に探してくれる人」を頼っていい

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障害者雇用の制度の基本から確認したい方はこちら。

→ 障害者雇用とは?制度の基本をやさしく解説

ここまでいろいろ書いてきましたが、これを全部一人でやるのは大変です。就活に慣れていない新卒・既卒の段階で、全部を完璧にやる必要はありません。

📝 この記事の6つのステップ
「少ない」のは構造の問題。あなたのせいではない
条件を「ライフライン」と「希望」の2つに分けて優先順位をつける
業界・職種は”中心”と”周辺”の複数パターンで広げる
通勤・勤務時間を「少しだけ」広げてみる
情報源を複数持つ。エージェントの非公開求人も活用する
「今は応募しない企業リスト」で将来の候補を積み上げる

大学のキャリアセンターや障害学生支援室、ハローワークの障害者雇用担当、就労移行支援のスタッフ、そして障害学生向けの就活エージェント。あなたの状況を話しても大丈夫だと思える人・サービスを、どこか1つでも見つけてみてください。

「一緒に考えてくれる大人」を味方につけることが、求人の少なさを乗り越える一番の近道かもしれません。

シリーズ 障害者手帳×新卒就活シリーズ|全10記事

Vol.2ではオープン・クローズの選び方を整理しました。この記事では求人が少ない問題の乗り越え方をまとめました。次のVol.4では面接での配慮確認に進みます。

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